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製品関連2016/11/24
アミロイドβ 毒性オリゴマー ELISA Kit 新発売!
201611041942_1.jpg#27709 Human Amyloidβ Toxic Oligomer Assay Kit - IBLをリリースしました。
アルツハイマー病(AD)は、認知機能の低下を主症状とする神経変性疾患であり、アミロイド β  (Amyloid β)ペプチドが脳に蓄積することが知られています。これまでは、凝集して不溶性の線維(フィブリル)となったAmyloid βが老人斑を形成し、これが神経細胞を変性させることで病気が発症すると考えられていました(これを「アミロイド仮説」と呼びます)。

しかし最近では、凝集過程の中間体である可溶性のAmyloid β オリゴマーに強いシナプス障害作用があり、これによって認知機能が低下し、病気が発症するという「オリゴマー仮説」が有力となってきています。培養細胞から分泌された、もしくはAD患者の脳から抽出したAmyloid β  オリゴマーをラットの脳に注入すると、シナプス機能障害や学習記憶障害を引き起こすことが報告されています。また実際に、AD患者の脳では健常者と比較してAmyloid β オリゴマーが増加していることも観察されています。

早期のアルツハイマー病患者には、Amyloid β  (1-42)がオリゴマー形成すると考えられています。入江らは、Amyloid β 42の凝集において、プロリン配座置換と固体 NMRによる研究から、22番目と23番目のアミノ酸残基でターン構造を有する毒性の配座異性体と、25番目と26番目でターン構造を有する無毒の配座異性体があることを提唱してきました。24B3と名付けられた本キットに使用されている抗体は、Amyloid βの22番目と23番目でのターン構造を模倣したE22P-10-35を抗原として開発され、本キットは、22番目と23番目でターン構造を有するヒト アミロイド β 毒性オリゴマーをCSF検体にて選択的に測定できます。
 
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参考論文
Monoclonal antibody with conformational specificity for a toxic conformer of amyloid β42 and its application toward the Alzheimer's disease diagnosis. Murakami K et al. Sci Rep. 2016 Jul 4;6:29038 PMID: 27374357

皆様の研究活動にお役立て頂ければ幸いです。

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