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#29070 Anti-Human Nephrin (C) Rabbit IgG Affinity Purify

  • WB_IP
  • ラット 腎糸球体lysate (7.5%ゲル)
  • ラット 腎糸球体 (FITC)
  • Human renal glomerular (DAB)
使用用途:
研究用試薬
アプリケーション:
WB, IP, IHC
容量1:
100 μg
価格1:
53,000円
容量2:
10 μg
価格2:
17,000円
アプリケーション略称の説明
WB:ウェスタン・ブロッティング
IP:免疫沈降
IHC:免疫組織化学

※ 診断や医療目的に用いることはできません。
※ 掲載のデータシートは見本です。ご使用の際には物品同梱のデータシートをご確認ください。

製品概要

製品概要

製品コード 29070
製品名 Anti-Human Nephrin (C) Rabbit IgG Affinity Purify
メーカー名 株式会社免疫生物研究所
使用用途: 研究用試薬
アプリケーション WB, IP, IHC
検出対象 ヒト
免疫抗原 Human NephrinのC端部分合成ペプチド
精製方法 抗原ペプチドによる特異精製
特異性 ラットと交差
包装形態 1% BSA、0.05% NaN3含有PBS 1.0 mLに溶解したものを凍結乾燥
保管 2~8℃
毒物劇物 該当
カルタヘナ 非該当
容量1 100 μg
価格1 53,000円
容量2 10 μg
価格2 17,000円
備考1 商業製品の原料としてお求めの場合、当社の許可が必要となります。

製品説明

製品説明

腎臓は、生命維持に必須である体液・電解質の恒常性維持と、老廃物排泄を担う重要な臓器です。血液は、腎糸球体毛細血管壁に構成される濾過膜を通過する過程で浄化されます。濾過膜は体内の老廃物を除去するフィルターとして機能する以外に、アルブミンを始めとする主要な血清タンパクを漏らさずに体内に保持するというバリア機構を備えています(濾過障壁)。濾過膜は、血管内皮細胞、基底膜、糸球体上皮細胞(ポドサイト)で構成されますが、最近の研究でポドサイトの細胞突起末端の足突起間に形成される細胞間隙を結ぶ膜(スリット膜)が、濾過障壁の中心的役割を果たすことがわかってきました。この濾過障壁の障害は、血尿、タンパク尿を呈する腎炎やネフローゼ症候群を引き起こし、最終的には末期腎不全へと進展する原因となります。したがってスリット膜機能に関わる分子群の構成と働きを明らかにすることは、ヒト腎疾患発症メカニズムの解明および治療薬の開発にもつながります。最近、ネフローゼ・腎不全を呈するヒト家系や動物モデルの解析で、いくつかのポドサイトタンパク(nephrin, α-actinin-4, podocin, CD2-associated protein (CD2AP))がスリット膜構造の維持に必須であることがわかってきました。 Nephrinは,出生直後から発症するフィンランド型先天性ネフローゼ症候群の責任分子として同定されました。Nephrinは、8つのIgモチーフを有する免疫グロブリン様膜貫通型接着因子で、N端側がトランス結合しスリット膜の骨格を形成します。またNephrinのC端細胞内領域は、Src family Kinase (Fyn)によりチロシンリン酸化を受け、SH2領域を有するアダプタータンパク(Nck)と会合します。その結果アクチン細胞骨格の再構成が起こり、スリット膜構築時に空間的調節がおこなわれます。さまざまなヒト腎疾患において、Nephrinタンパクの発現の低下や局在の変化を生じることが観察されています。