MetaboCHART(メタボ・チャート)は、人間ドック等で小型LDLを精密解析し、「超悪玉コレステロール」と「LDL粒子サイズ」のデータをもとに、メタボリック・シンドロームや動脈硬化のリスクを判定する先進的な検査サービスです。

「超悪玉」とメタボリック・シンドロームとの関係は?

メタボリック・シンドローム、動脈硬化の進行リスクの早期判定には「超悪玉」コレステロールの詳細解析が、重要となります。

「超悪玉」コレステロールとは?
血液中のLDL(悪玉)粒子のうち、小型LDLに含まれているコレステロールのことです。

脂質の1つであるコレステロールは、リポタンパク質という粒子の状態で血液中を運ばれています。
リポタンパク質のうち「LDL」という粒子が全身にコレステロールを届ける役目を果たしていますが、LDLが増えすぎると、その中のコレステロールが血管にたまり動脈硬化を引き起こします。
このため、LDL粒子中のコレステロールは「悪玉コレステロール」と呼ばれています。
悪玉の中でも粒子サイズが小型の粒子(小型LDL)が、特に悪い働きをする「超悪玉」で、小型LDLに含まれるコレステロールは「超悪玉コレステロール」と呼ばれています。

「超悪玉」は、どんな悪さをするの?
動脈硬化を強く引き起こします。

「超悪玉」である小型LDLは、動脈硬化を特に強く引き起こすことが明らかとなっています。
この理由は、「超悪玉」は普通の悪玉より血管壁にもぐりこみやすく、酸化されやすいためであると言われています。
「超悪玉」を多く持つ人は、心筋梗塞発症率が約2倍~3倍も高くなることが知られており、近年注目されています。

「超悪玉」とメタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)との関係は?
内臓脂肪がたまるほど、「超悪玉」コレステロール値が高くなります。

メタボリック・シンドローム=内臓脂肪症候群 の特徴の1つとして、脂質代謝異常があげられ、近年の研究結果から、内臓脂肪がたまるほど、高くなることが明らかとなっています。

専門家による解説はこちら(36KB)

監修: 山下静也
りんくう総合医療センター 副理事長兼病院長
大阪大学大学院医学系研究科
総合地域医療学寄付講座 特任教授
日本動脈硬化学会 理事長

解析した結果をチャート式でわかりやすくビジュアル化

これまでのような数値のみの結果ではなく、チャートでよりわかりやすく解析結果をお示します。

メタボ・チャート 解析結果例
メタボリック・シンドローム、動脈硬化の進行リスクを判定することができます。

「超悪玉」詳細解析により、これまで定量が困難であった2種類のデータを数値でお返しします。
また、受診者様のリスク判定を、チャートでお示しします。

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