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製品関連2015/04/17
DANCE/Fibulin-5 Assay Kit のご紹介
皮膚・動脈・肺組織 弾性繊維バイオマーカー DANCE/Fibulin-5 Assay Kitをご紹介します。

DANCE (developmental arteries and neural crest EGF-like)タンパク質は、発生期の動脈に強く発現する分泌性タンパク質として、関西医科大学医学部薬理学講座、中邨智之教授らによって新たに発見され、名付けられました。後に別名Fibulin-5 とも呼ばれるようになりました。

実験的に作製されたDANCE タンパク質を発現しないマウスでは、皮膚のたるみ、肺の気腫化、動脈の蛇行など、全身の弾性線維の形成不全に伴う、ヒトの老化に似た表現型が観察されたため、DANCE が弾性線維の形成に必須のタンパク質であることが示唆されています。

弾性線維は、肺・動脈・皮膚等の伸縮性組織に富む、組織の弾性を担う細胞外線維であり、その分解・劣化は、組織の弾性の喪失を引き起こし、多くの老化関連疾患の直接原因となることが考えられます。このように、生体内のDANCE タンパク質の濃度の測定は、今後ヒトの老化における弾性線維の分子機構に関する研究や、老化に似た疾患の原因解明に有効利用できると思われます。

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