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- 製品関連2016/11/11
- 論文紹介 - 新バイオマーカー 川崎病の冠動脈損傷および免疫グロブリンへの抵抗性を予測! テネイシンC
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テネイシン-C (Tenascin-C) は、4つのドメインから成る分子量210~400 kDaのサブユニットで構成される細胞外マトリックス糖タンパク質の一種です。テネイシン-C高分子量バリアントはがんを始めとして、さまざまな病変組織で特異的に発現していると言われています。
【方法と結果】
111川崎病患者(免疫グロブリン静脈注射療法有効例89検体、無効例22検体、その内、冠動脈病変例8検体)と健常人コントロール23検体の血中テネイシンC濃度を測定した結果、患者検体における入院時のテネイシンC濃度が健常人に比べて高値を示しました。また、免疫グロブリン静脈注射を投与した患者の回復期においては、テネイシンC濃度が低値となりました。後に、冠動脈病変ができた患者の入院時のテネイシンC濃度は、冠動脈損傷ができなかった患者に比べて高値となり、さらに、免疫グロブリン無効例においては、有効例と比べ、テネイシンC濃度は高値を示しました。
詳しくは論文原文をご覧ください。
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