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- 製品関連2026/01/20
- 【論文紹介】血液透析患者における血清soluble α-Klotho濃度と心血管疾患・骨折・全死因死亡との関連:多施設前向きコホート研究
本IBLニュースで紹介している当社の製品は、研究用試薬であり、診断や医療目的に用いることはできません。東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科 助教 中島章雄 先生らの研究グループは、国内15施設で血液透析を受ける成人患者1,241名を対象に、血清中のsoluble α-Klotho濃度と心血管疾患(CVD)、骨折、全死因死亡との関連を検討した前向きコホート研究の成果を報告しました。
本研究では、ELISAにより測定された血清soluble α-Klotho濃度に基づき、対象者を四分位(Q1~Q4)に分類しました。最低四分位群(Q1:< 249 pg/mL)ではCVD、骨折、全死因死亡のリスクが有意に高く、第2四分位群(Q2:249-326 pg/mL)でも骨折および全死因死亡のリスク上昇が認められました。これらの解析は、年齢、性別、透析歴、BMI、アルブミン、リン、カルシウム、PTH、FGF23、ビタミンD製剤、リン吸着薬、シナカルセトなどの複数の共変量を調整したCox比例ハザードモデルに基づいて実施されました。
■本研究における血清soluble α-Klotho濃度の四分位分類:
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Q1: < 249 pg/mL
Q2: 249–326 pg/mL
Q3: 326–434 pg/mL
Q4: ≥ 434 pg/mL(このコホート研究おける基準群)
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■アウトカム別のリスク評価
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・CVDイベント(n = 436)
Q1はQ4と比較して有意に高いCVDリスク
Q1: HR = 1.76(95% CI: 1.20–2.60)
・骨折(n = 100)
Q1およびQ2で骨折リスクが有意に高い
Q1: HR = 1.99(95% CI: 1.01–3.91)
Q2: HR = 2.04(95% CI: 1.02–4.07)
・全死因死亡(n = 228)
Q1およびQ2で死亡率が有意に高い
Q1: HR = 1.74(95% CI: 1.00–3.03)
Q2: HR = 1.92(95% CI: 1.11–3.36)
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soluble α-Klothoは、主に腎臓で発現する抗老化ホルモンであり、リン代謝の調節、酸化ストレスの抑制、血管石灰化の進行抑制など多様な生理機能を担っています。本研究は、血清soluble α-Klotho濃度が血液透析患者の予後に独立して関連することを、大規模かつ前向きに検討した先駆的な報告であり、soluble α-Klothoが予後予測やリスク層別化において有用である可能性が示されました。
詳しくは下記よりご参照ください。
Akio Nakashima et al.
Klotho’s Impact on Cardiovascular Disease, Fractures, and Mortality in Hemodialysis
Kidney International Reports 2025 10;10:3516-3526.
本研究論文では、soluble α-Klothoの測定に弊社のELISAキットが使用されています。
27998 Human soluble α-Klotho Assay Kit - IBL
当社では脂質代謝関連の ELISAキット を豊富に取り揃えており、検査サービス も行っております。
皆様の研究活動にお役立て頂ければ幸いです。
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株式会社免疫生物研究所
抗体関連事業本部 営業部
TEL: 0274-50-8666
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