#27267 Human GPIHBP1 Autoantibody Assay Kit - IBL
- 使用用途:
- 研究用試薬
- 測定方法:
- ELISA
- 測定対象:
- ヒト
- 対象検体:
- 血清, EDTA 血漿, ヘパリン血漿, ポストヘパリンEDTA-血漿
- 測定範囲:
- 0.008 ~ 0.500 U/mL
- 容量1:
- 96 Well
- 価格1:
- 132,000円
※ 診断や医療目的に用いることはできません。
※ 掲載のデータシートは見本です。ご使用の際には物品同梱のデータシートをご確認ください。
※ 海外からの取り寄せ品 (主に#82xxx) は事前通知なく販売中止または、最低注文数量が設定されることがあります。
製品概要
製品概要
製品コード | 27267 |
---|---|
製品名 | Human GPIHBP1 Autoantibody Assay Kit - IBL |
メーカー名 | 株式会社免疫生物研究所 |
使用用途: | 研究用試薬 |
測定方法 | ELISA |
標識 | HRP |
測定対象 | ヒト |
対象検体 | 血清, EDTA 血漿, ヘパリン血漿, ポストヘパリンEDTA-血漿 |
測定範囲 | 0.008 ~ 0.500 U/mL |
一次反応 | 25℃ 60分間 |
ニ次反応 | 25℃ 30分間 |
感度 | 0.001 U/mL |
保管 | 2 ~ 8 ℃ |
毒物劇物 | 非該当 |
カルタヘナ | 非該当 |
測定サービス | あり |
容量1 | 96 Well |
価格1 | 132,000円 |
製品説明
製品説明
GPIHBP1 (Glycosylphosphatidylinositol anchored high density lipoprotein binding protein 1)は糖脂質により修飾を受けたアンカー蛋白で、毛細血管内皮細胞膜上に存在し、TG-rich リポ蛋白(中性脂肪)の代謝に関与していることが知られています。
GPIHBP1は、脂肪細胞や骨格筋細胞で合成・分泌されたリポタンパク質リパーゼ(LPL)をトランスサイトーシスにより血管内腔側へ運び、LPLを内皮細胞表面に繋留することで、TG-rich リポタンパク質代謝の重要な役割を担っています。
GPIHBP1遺伝子変異が1型高脂血症(高カイロミクロン血症)の原因となることは知られておりますが、新たな疾患単位としてGPIHBP1に対する自己抗体の存在について、米国科学誌「The New England Journal of Medicine (NEJM)」へ下記新しい知見が掲載されました。
Beigneux AP, Miyashita K, Ploug M, et al. Autoantibodies against GPIHBP1 as a Cause of Hypertriglyceridemia. N Engl J Med. 2017;376(17):1647-1658. doi:10.1056/NEJMoa1611930
本新しい知見によると、GPIHBP1に対する自己抗体がGPIHBP1とLPLの結合に干渉し、GPIHBP1によるLPLの輸送を阻害します。その結果、遺伝子変異例と同様に重篤な高カイロミクロン血症を呈すとあります。
本キットは、血清、EDTA-血漿中に存在するGPIHBP1自己抗体を測定する事ができます。
References (Not listed at PubMed)
A Woman With Hypertriglyceridemia Who Acquired Antibody Against GPIHBP1. Hirano et al. JACC: CASE REPORTS
GPIHBP1は、脂肪細胞や骨格筋細胞で合成・分泌されたリポタンパク質リパーゼ(LPL)をトランスサイトーシスにより血管内腔側へ運び、LPLを内皮細胞表面に繋留することで、TG-rich リポタンパク質代謝の重要な役割を担っています。
GPIHBP1遺伝子変異が1型高脂血症(高カイロミクロン血症)の原因となることは知られておりますが、新たな疾患単位としてGPIHBP1に対する自己抗体の存在について、米国科学誌「The New England Journal of Medicine (NEJM)」へ下記新しい知見が掲載されました。
Beigneux AP, Miyashita K, Ploug M, et al. Autoantibodies against GPIHBP1 as a Cause of Hypertriglyceridemia. N Engl J Med. 2017;376(17):1647-1658. doi:10.1056/NEJMoa1611930
本新しい知見によると、GPIHBP1に対する自己抗体がGPIHBP1とLPLの結合に干渉し、GPIHBP1によるLPLの輸送を阻害します。その結果、遺伝子変異例と同様に重篤な高カイロミクロン血症を呈すとあります。
本キットは、血清、EDTA-血漿中に存在するGPIHBP1自己抗体を測定する事ができます。
References (Not listed at PubMed)
A Woman With Hypertriglyceridemia Who Acquired Antibody Against GPIHBP1. Hirano et al. JACC: CASE REPORTS
参考文献
参考文献
- A case of hyperchylomicronemia associated with GPIHBP1 autoantibodies and fluctuating thyroid autoimmune disease. Nozue T et al. J Clin Lipidol. 2022 Nov 4;S1933-2874(22)00294-X.PMID: 36402671
- Development of hypertriglyceridemia due to GPIHBP1 autoantibodies prior to clinical diagnosis of systemic lupus erythematosus in a 14-year-old girl. Kunitsu T et al. Allergol Int. 2022 Oct;71(4):555-557.PMID: 35662538
- GPIHBP1 autoantibody is an independent risk factor for the recurrence of hypertriglyceridemia-induced acute pancreatitis. Guofu Zhang et al. Journal of Clinical Lipidology. 2022 Aug.PMID: 36064883
- Anti-GPIHBP1 Antibody-Positive Autoimmune Hyperchylomicronemia and Immune Thrombocytopenia. Tanaka K et al. J Atheroscler Thromb. 2022 Feb 18.PMID: 35185060
- Chylomicronemia from GPIHBP1 autoantibodies Kazuya Miyashita et al. J Lipid Res 2020 Sep 18;jlr.R120001116.PMID: 32948662
- Intermittent chylomicronemia caused by intermittent GPIHBP1 autoantibodies. Ashraf AP et al. J Clin Lipidol. Mar-Apr 2020;14(2):197-200.PMID: 32107180
- GPIHBP1 autoantibody syndrome during interferon β1a treatment. Eguchi J et al. J Clin Lipidol. Jan-Feb 2019;13(1):62-69.PMID: 30514621
- An ELISA for quantifying GPIHBP1 autoantibodies and making a diagnosis of the GPIHBP1 autoantibody syndrome. Miyashita K et al. Clin Chim Acta. 2018 Dec;487:174-178.PMID: 30287259
- GPIHBP1 autoantibodies in a patient with unexplained chylomicronemia. Hu X et al. J Clin Lipidol. Jul-Aug 2017;11(4):964-971PMID: 28666713
- Autoantibodies against GPIHBP1 as a Cause of Hypertriglyceridemia. Beigneux AP et al. N Engl J Med. 2017 Apr 27;376(17):1647-1658.PMID: 28402248
Note: Retrieve by PMID number in displayed by abstract: http://www.ncbi.nlm.nih.gov
よくある質問FAQ
よくある質問FAQ
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Q.キットの希釈用緩衝液の組成は同じですか。混ぜて使用しても良いですか。
ELISA共通FAQ -
A.違います。Kitの部品は、基本そのKitで使用してください。また、混ぜて使用することはできません。
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Q.濃縮洗浄液の組成を教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.一般的なTweenとリン酸Buffer⇒0.05%Tween-20 in PB です。
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Q.使用プレートの特徴を教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.平底で分割可能なストリップタイプ (8ウェル x 12ストリップ)を使用してます。
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Q.溶解後の標準物質は再利用可能ですか。
ELISA共通FAQ -
A.推奨しません。溶解後は速やかに使用してください。
※ただし、製品によっては溶解後の標準物質を凍結保存し、
1回のみ再使用可能です。データシートをご確認下さい。 -
Q.試薬ブランクと検体ブランクの違いは何ですか。
ELISA共通FAQ -
A.試薬ブランクは、EIA緩衝液のみ添加します。洗浄不足や他の操作等で検体ブランクに異常が出ていないか確認するため設定してます。検体ブランクは、EIA緩衝液とHRP抗体を添加します。バックグラウンドの算出が目的です。
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Q.キットで何検体の測定が可能ですか。
ELISA共通FAQ -
A.キットに同梱されている固相抗体は96 wells plateです。スタンダードで16 wells (2 slits) 使用し、80 wells (10 slits) を2重測定することを推奨します。よって最大40検体測定可能です。
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Q.LOD (limit of Detection)について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.NCCSL法にて算出した感度です。能書をご参照ください。
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Q.LOQ (Limit of Quantification)について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.スタンダード測定範囲の下限値がLOQです。能書をご参照ください。
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Q.反応時間Over Night (O/N)の定義について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.各ELISA製品の能書上に特別記載がない限り、反応には16時間以上を要します。
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Q.ELISA製品リリースの品質規格について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.品質規格については、各ELISA製品ロット毎のCoAに記載されておりますのでご照会ください。
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Q.プレートストリップの端に付番されている番号(例:432143214321)は何ですか。
ELISA共通FAQ -
A.プレートメーカー(ThermoFisher)に確認したところ、金型の番号であり、番号の順番に特別な意味はありません。
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Q.ELISAプレートの洗浄方法を教えてください。
ELISA共通FAQ -
Q.キットで試験中にウェルが黒くなってしまった。
ELISA共通FAQ -
A.HRP標識抗体反応後の洗浄工程で洗浄不足だった可能性があります。
必ず350μL以上の洗浄液でデータシートの記載回数の洗浄を行うようにしてください。