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製品関連2018/02/15
生活習慣病、肝疾患、腎疾患のバイオマーカー! Human AIM/CD5L Assay Kit新発売!

27265 Human AIM/CD5L Assay Kit - IBLをリリース致しました。

 AIM (Apoptosis Inhibitor of Macrophage) は、免疫細胞の一種であるマクロファージによって産生され、血中に分泌される分泌型タンパク質です。マクロファージ自身に作用し、その細胞死を抑制する働きをもつことから命名されました[1]。
 血清中のAIMは肥満に伴い増加し、脂肪細胞に取り込まれ、脂肪酸合成酵素(Fatty acid synthase; FAS)抑制により中性脂肪を分解します[2]。 この働きによって、メタボリックシンドローム由来の生活習慣病(動脈硬化、糖尿病)、脂肪肝などの様々な病態との関連が示唆されています[3][4]。近年の研究では肝臓がん、急性腎疾患の治療ターゲットとして期待される結果が報告されています[5][6]。
 血液中においてAIMはIgM五量体と結合しています[7] が、本ELISAキットで用いる抗体はIgM結合型も検出可能であり、Total AIMを定量します。

【参考文献】 
[1] Miyazaki, Toru, et al. Journal of Experimental Medicine 189.2 (1999): 413-422.
[2] Kurokawa, Jun, et al. Cell metabolism 11.6 (2010): 479-492.
[3] Arai, Satoko, et al. Cell metabolism1.3 (2005): 201-213.
[4] Arai, Satoko, and Toru Miyazaki. Seminars in immunopathology. Vol. 36. No. 1. Springer Berlin Heidelberg, 2014.
[5] Yamazaki, Tomoko, et al. Plos one9.10 (2014): e109123.
[6] Arai, Satoko, et al. Nature medicine 22.2 (2016): 183-193.
[7] Arai, Satoko, et al. Cell reports 3.4 (2013): 1187-1198.

測定範囲:0.78 ~ 50 ng/mL
必要最小検体量:5μL(血清、EDTA-血漿は1000倍希釈を推奨)
対象検体:血清、EDTA-血漿

上記製品は、当社子会社スカイライト・バイオテック社にて受託測定が可能です。
詳しくは、検査事業までお問合せください。

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