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製品関連2018/08/30
論文紹介 - 活性型GLP-1測定におけるHAMAの影響と固相抽出処理の必要性について

糖尿病の基礎研究および臨床研究において、血中の活性型GLP-1値を正確に測定することは重要と考えられています。

血中の活性型GLP-1値を正確に得るには、異好抗体(Heterophilic Antibody: HA)、特に
HAMA (Human Anti-Mouse Antibodies)の非特異反応の影響を受けずに測定する必要があり、そのためには、固相抽出(Solid-Phase Extraction:SPE)処理が必要と考えられていますが、SPE処理には、時間も費用もかかるという側面(デメリット)があります。

この度、下記の論文の研究において、49名のボランティア:33名(通常耐糖能)、8名(耐糖能異常)、8名(2型糖尿病))採血によりヒト63血漿検体が集められ、当社の製品#27784 GLP-1, active Assay Kit、および他社メーカーのAssay Kitにおいて、HAMAの非特異反応の影響および固相抽出処理の必要性の有無について検証されました。

その結果、当社の製品#27784 GLP-1, active Assay Kitにおいては、HAMAの影響を受けないため
固相抽出処理は不要であることが示唆されました。

詳しくは、下記原文をご参考ください。
Solid-phase extraction treatment is required for measurement of active glucagon-like peptide-1 by enzyme-linked immunosorbent assay kit affected by heterophilic antibodies. Hasegawa T et al. J Diabetes Investig. 2018 Jul 11. PMID: 29993194

尚、当社では、#27700 高感度活性GLP-1 Assay Kitも販売しております。

下記は当社の参考データです。ご参照ください。
※下記当社参考データは、当社の独自のデータであり、上記論文の研究報告との関連性はありません。

Reference 1(#27700 IBL without SPE vs #EGLP-35K Millipore SPE)










Reference 2 ((#27700 IBL without SPE vs #27784 IBL without SPE)









Reference 3 Assay Design #27700 / #27784









当社ではインクレチン関連製品(GLP-1, GIP, Insulin)を豊富に取り揃えております。
詳しくは下記リンクをご参照ください。
Biomarker of Diabetes Incretin ( GLP-1 / GIP / Insulin) ELISA Kits


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