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- 製品関連2020/09/09
- GPIHBP1自己抗体測定キット新発売!

GPIHBP1は毛細血管内皮細胞膜上に存在するアンカー蛋白であり、脂肪細胞や骨格筋細胞で合成・分泌されたLPLをトランスサイトーシスにより血管内腔側へ運び内皮細胞表面に繋留することでTG-rich リポ蛋白(中性脂肪)の代謝に関与しています。LPL同様、GPIHBP1の遺伝子変異は1型高脂血症の原因となることから、GPIHBP1もTG-rich リポ蛋白の代謝において重要な役割を担っていると考えられています。
近年、遺伝的欠損、変異の見られない高TG血症患者の血中に GPIHBP1に対する自己抗体が存在し、GPIHBP1に対する自己抗体が高TG血症の原因の一つになることがNEJMに報告されこの新たな機序が注目されています。
Beigneux, A. P., Miyashita, K., Ploug, M., Blom, D. J., Ai, M., Linton, M. F., Young, S. G.Autoantibodies against GPIHBP1 as a Cause of Hypertriglyceridemia. New England Journal of Medicine,2017 Apr 27;376(17):1647-1658.
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