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#28029 Anti- Smad3L (Ser 208/213 Phosphorylated) Rabbit IgG Affinity Purify

  • 28029_28031_A
  • 28029_28031_C
  • 大腸癌
使用用途:
研究用試薬
アプリケーション:
WB, IP, IHC
容量1:
50 μg
価格1:
64,000円
容量2:
5 μg
価格2:
17,000円
アプリケーション略称の説明
WB:ウェスタン・ブロッティング
IP:免疫沈降
IHC:免疫組織化学

※ 診断や医療目的に用いることはできません。
※ 掲載のデータシートは見本です。ご使用の際には物品同梱のデータシートをご確認ください。

製品概要

製品概要

製品コード 28029
製品名 Anti- Smad3L (Ser 208/213 Phosphorylated) Rabbit IgG Affinity Purify
メーカー名 株式会社免疫生物研究所
使用用途: 研究用試薬
アプリケーション WB, IP, IHC
免疫抗原 Smad3Lリン酸化 (Ser 208/213)を含む部分合成ペプチド
精製方法 抗原ペプチドによる特異精製
特異性 Human, Rat, Mouseのリン酸化Smad3L (Ser 208/213)と反応
リン酸化Smad3L (Ser 204)、リン酸化Smad2L (Ser 245/250/255) および非リン酸化Smad3と非交差
包装形態 1% BSA、0.05% NaN3含有PBS 1.0 mLに溶解したものを凍結乾燥
保管 2~8℃
毒物劇物 該当
カルタヘナ 非該当
容量1 50 μg
価格1 64,000円
容量2 5 μg
価格2 17,000円
備考1 商業製品の原料としてお求めの場合、当社の許可が必要となります。

製品説明

製品説明

Transforming growth factor-beta (TGF-β)シグナルは、リン酸化した転写因子Smad3を介して伝達されます。これら分子の中間に位置するリンカー部とC末端部は、主なリン酸化部位として知られています。リンカー部は、c-Jun N-terminal kinase (JNK) などmitogen activated protein kinase (MAPK) でリン酸化されますが、C末端部はI型TGF-β受容体 (TβRI) によってリン酸化され、それぞれ独立した分子(フォスフォアイソフォーム/ pSmad3L, pSmad3C) に変換されます。pSmad3C を介するシグナルは、成熟上皮細胞の増殖を終息させますが、pSmad3Lを介するシグナルは、組織修復過程で活性化した間質細胞において、細胞外マトリックスを蓄積させ、細胞浸潤能を高めます。がん化過程では、pSmad3C を介する細胞増殖抑制シグナルから、本来間質細胞が有するJNK依存性のpSmad3Lを介する「がん化」シグナルへの偏向が観察されます。このpSmad3Lを介する「がん化」シグナルは、リンカー部のリン酸化をブロックする事によりC末端部のリン酸化を介した細胞増殖抑制シグナルへ回帰し得ます。 本抗体を用いた各組織におけるTGF-βのシグナル伝達解析は、がん化、線維化シグナルの分子機構を理解し、新たな治療法を探る上で重要なエビデンスになると予想されます。 写真提供:関西医科大学・消化器内科肝臓内科 松崎恒一先生