#27162 Rat GRO/CINC-1 Assay Kit - IBL
- 使用用途:
- 研究用試薬
- 測定方法:
- ELISA
- 測定対象:
- ラット
- 対象検体:
- EDTA-血漿, 血清, 培養上清
- 測定範囲:
- 4.69 ~ 300 pg/mL
- 容量1:
- 96 Well
- 価格1:
- 99,000円
※ 診断や医療目的に用いることはできません。
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※ 海外からの取り寄せ品 (主に#82xxx) は事前通知なく販売中止または、最低注文数量が設定されることがあります。
製品概要
製品概要
製品コード | 27162 |
---|---|
製品名 | Rat GRO/CINC-1 Assay Kit - IBL |
メーカー名 | 株式会社免疫生物研究所 |
使用用途: | 研究用試薬 |
測定方法 | ELISA |
標識 | HRP |
測定対象 | ラット |
対象検体 | EDTA-血漿, 血清, 培養上清 |
測定範囲 | 4.69 ~ 300 pg/mL |
一次反応 | 37℃ 60分間 |
ニ次反応 | 37℃ 30分間 |
感度 | 0.35 pg/mL |
特異性 | 測定物質 交差率 Rat GRO/CINC-1 100.0% Rat GRO/CINC-2α ≦0.1% Rat GRO/CINC-2β ≦0.1% Rat GRO/CINC-3 ≦0.1% Mouse GROβ/MIP-2 ≦0.1% |
保管 | 2 ~ 8 ℃ |
毒物劇物 | 非該当 |
カルタヘナ | 非該当 |
測定サービス | なし |
容量1 | 96 Well |
価格1 | 99,000円 |
製品説明
製品説明
IL-8ファミリーに属するヒトGRO (Growth Related Oncogene)は、内皮細胞の増殖を抑制するポリペプチドで、α, β, γの3つのアイソフォームを有します。 GRO/CINC-1 (cytokine-induced neutrophil chemo attractant 1)は元々、IL-1β刺激されたラット腎臓の上皮細胞(NRK-52E)の細胞上清から精製されました。ラットCINC-1をコードするアミノ酸配列は1989年に富山医科薬科大学で渡辺らのグループによって同定されました。CINC-1はケモカインのアルファ(CXC)サブファミリーに属し、それに加え3つのラットCXCケモカイン(CINC-2α, CINC-2β, CINC-3/MIP-2)も同定されています。CINC-1タンパク質の配列は63-67%がCINC-2α, CINC-2β, CINC-3/MIP-2と一致しています。 またGROα, GROβおよびGROγでは、CINC-1とそれぞれ68%, 71%, 69%の相同性があります。 このことから、ラットCINCsがヒトGROsのカウンターパートであることが示唆されています。 GROα/MGSAは、アミノ酸配列でIL-8と高い相同性があります。3D構造解析においてもIL-8と類似する構造を持ち、ほぼ同レベルの白血球遊走能があると報告されています。また、活性単核細胞、線維芽細胞、上皮細胞および内皮細胞からの産生が報告されています。 GROβは血管新生を抑制する事が報告されています。 マウスKCは ヒトGROタンパク質のカウンターパートで、活性化された単球、線維芽細胞等からの産生が報告されています。 マウスMIP (Macrophage Inflammatory Protein) は、白血球遊走能を持つポリペプチドで、最初はマクロファージ細胞株のリポ多糖類刺激により産生誘導される低分子タンパク質(分子量約8 kDa) として発見されました。その後の研究により、MIP-1とMIP-2の2種類が同定されています。
本製品はコントロールセット別売り可能製品です。詳細はこちら
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参考文献
参考文献
- Tumor necrosis factor-alpha-induced cytokine-induced neutrophil chemoattractant-1 (CINC-1) production by rat gastric epithelial cells: role of reactive oxygen species and nuclear factor-kappaB. Handa O J Pharmacol Exp Ther. 2004 May;309(2):670-6.PMID: 14747614
- Octreotide regulates CC but not CXC LPS-induced chemokine secretion in rat Kupffer cells. Valatas V Br J Pharmacol. 2004 Feb;141(3):477-87.PMID: 14718256
- Different actions of endothelin-1 on chemokine production in rat cultured astrocytes: reduction of CX3CL1/fractalkine and an increase in CCL2/MCP-1 and CXCL1/CINC-1. Koyama Y J Neuroinflammation. 2013 Apr 30;10:51.PMID: 23627909
- Differential production of MCP-1 and cytokine-induced neutrophil chemoattractant in the ischemic brain after transient focal ischemia in rats Shinsuke Yamagami et al. June 1999 Journal of Leukocyte Biology vol. 65 no. 6 744-749PMID: 10380894
- Role of nuclear factor-κB in gastric ulcer healing in rats Takahashi S et al. Am J Physiol Gastrointest Liver Physiol. 2001 Jun;280(6):G1296-304.PMID: 11352824
- Effects of granulocyte colony-stimulating factor (G-CSF) and neutrophil elastase inhibitor (ONO-5046) on acid-induced lung injury in rats. Jian MY et al. Inflammation. 2004 Dec;28(6):327-36.PMID: 16245075
- Effects of long-term administration of erythromycin on cytokine production in rat alveolar macrophages. Sugiyama Y et al. Eur Respir J. 1999 Nov;14(5):1113-6.PMID: 10596699
- Lansoprazole ameliorates intestinal mucosal damage induced by ischemia-reperfusion in rats. Ichikawa H et al. World J Gastroenterol. 2004 Oct 1;10(19):2814-7.PMID: 15334676
- Cytokine-induced neutrophil chemoattractants in healing of gastric ulcers in rats: expression of >40-kDa chemoattractant in delayed ulcer healing by indomethacin. Yamada H et al. Dig Dis Sci. 1999 May;44(5):889-95.PMID: 10235592
- Effect of a novel water-soluble vitamin E derivative as a cure for TNBS-induced colitis in rats. Isozaki Y et al. Int J Mol Med. 2006 Mar;17(3):497-502.PMID: 16465398
Note: Retrieve by PMID number in displayed by abstract: http://www.ncbi.nlm.nih.gov
よくある質問FAQ
よくある質問FAQ
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Q.ヘパリン血漿で測定できますか?
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A.推奨しておりません。
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Q.キットの希釈用緩衝液の組成は同じですか。混ぜて使用しても良いですか。
ELISA共通FAQ -
A.違います。Kitの部品は、基本そのKitで使用してください。また、混ぜて使用することはできません。
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Q.濃縮洗浄液の組成を教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.一般的なTweenとリン酸Buffer⇒0.05%Tween-20 in PB です。
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Q.使用プレートの特徴を教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.平底で分割可能なストリップタイプ (8ウェル x 12ストリップ)を使用してます。
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Q.溶解後の標準物質は再利用可能ですか。
ELISA共通FAQ -
A.推奨しません。溶解後は速やかに使用してください。
※ただし、製品によっては溶解後の標準物質を凍結保存し、
1回のみ再使用可能です。データシートをご確認下さい。 -
Q.試薬ブランクと検体ブランクの違いは何ですか。
ELISA共通FAQ -
A.試薬ブランクは、EIA緩衝液のみ添加します。洗浄不足や他の操作等で検体ブランクに異常が出ていないか確認するため設定してます。検体ブランクは、EIA緩衝液とHRP抗体を添加します。バックグラウンドの算出が目的です。
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Q.キットで何検体の測定が可能ですか。
ELISA共通FAQ -
A.キットに同梱されている固相抗体は96 wells plateです。スタンダードで16 wells (2 slits) 使用し、80 wells (10 slits) を2重測定することを推奨します。よって最大40検体測定可能です。
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Q.LOD (limit of Detection)について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.NCCSL法にて算出した感度です。能書をご参照ください。
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Q.LOQ (Limit of Quantification)について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.スタンダード測定範囲の下限値がLOQです。能書をご参照ください。
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Q.反応時間Over Night (O/N)の定義について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.各ELISA製品の能書上に特別記載がない限り、反応には16時間以上を要します。
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Q.ELISA製品リリースの品質規格について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.品質規格については、各ELISA製品ロット毎のCoAに記載されておりますのでご照会ください。
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Q.プレートストリップの端に付番されている番号(例:432143214321)は何ですか。
ELISA共通FAQ -
A.プレートメーカー(ThermoFisher)に確認したところ、金型の番号であり、番号の順番に特別な意味はありません。
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Q.ELISAプレートの洗浄方法を教えてください。
ELISA共通FAQ -
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Q.キットで試験中にウェルが黒くなってしまった。
ELISA共通FAQ -
A.HRP標識抗体反応後の洗浄工程で洗浄不足だった可能性があります。
必ず350μL以上の洗浄液でデータシートの記載回数の洗浄を行うようにしてください。 -
Q.コントロールセットの品質管理 (QC) 許容範囲は、どのように設定していますか。
コンロトールセット共通FAQ -
A.原則、能書記載の標準値を基本に±15%~20%にて設定しています。
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Q.コントロールセットの有効期限はどのぐらいですか。
コンロトールセット共通FAQ -
A.出荷日から起算し、未開封にて12か月です。
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Q.コントロールセットの保管条件について教えてください。
コンロトールセット共通FAQ -
A.冷蔵(2~10℃)保存してください。
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Q.コントロールセットを溶解後、再利用はできますか。
コンロトールセット共通FAQ -
A.できません。
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Q.コントロールセットの形状について教えてください。
コンロトールセット共通FAQ -
A.凍結乾燥品です。