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製品関連2024/04/01
Human Uromodulin ELISA Kit 新発売!

関連資料

Uromodulin 本IBLニュースで紹介している当社の製品は、研究用試薬であり、診断や医療目的に用いることはできません。

弊社は #27799 Human Uromodulin ELISA Kit - IBLの販売を開始致しますのでご案内致します。
 

血中ウロモジュリン測定の臨床的意義
(血中Uromodulin の測定)


 株式会社レノプロテクトの臼井亮介教授(医学博士)の研究グループは、血液中のウロモジュリンを測定可能なUromodulin ELISA Kitを開発しました。
 当該キットは、株式会社免疫生物研究所が製造し、#27799 Human Uromodulin ELISA Kit - IBLとして国内外クローバルに販売いたします。
慢性腎臓病・早期腎機能低下・腎機能の経年変化をスクリーンできる研究用試薬であり、各種検査機関でご利用いただく事が可能になりました。
 
【関連論文】 本論文では、Uromodulin測定の意義について、Uromodulinを特異的に検知するモノクローナル抗体を用いて検証しています。
 

慢性腎臓病における測定意義


 本研究では、クレアチニン換算eGFRによるステージ別の血中ウロモジュリン濃度を測定(およびシスタチンC換算eGFRによるステージ別の血中ウロモジュリン濃度を測定)しその有用性について検証しました。(参考文献.1)

【 結果 】

(1) eGFR<60で血中ウロモジュリン濃度の有意な低下が確認される。
なお、eGFR<60がCKD診断基準の1つである。
(2) eGFR<90というごく早期の腎機能低下でも、血中ウロモジュリンの有意な低下が確認された。
  Blood Uromodulin Level Blood Uromodulin Level

急性腎臓病における測定意義


 本研究では急性腎臓病における血中ウロモジュリンについて下記報告もされています。(参考文献.2)
(1) 急性腎障害の重要な病態の中でも、高度尿細管障害及び、急性間質性腎炎においては血中ウロモジュリン濃度が異常高値を示すことがある。
(2) ウロモジュリンは尿細管由来蛋白質であり、血液検体による尿細管や間質の病態把握に寄与するバイオマーカーとして期待されている。

#27799 Human Uromodulin ELISA Kit - IBL


 Uromodulin は腎臓の中でも尿細管のみで産生される、臓器特異性の極めて高いタンパク質です。
Tamm-Horsfall蛋白としても知られ、尿中に最も多く含まれる蛋白です。近年、ウロモジュリンは血液中に微量に存在し、その濃度が推算糸球体濾過量(eGFR)と相関することが報告されています。尿中に排泄されるウロモジュリンは、単体のまま排泄されることもあれば、尿の性状や病状により凝集し硝子円柱などとなって排泄されることもあります。一方、血清中のウロモジュリンは単体であることが多いので、より定量測定に適していると報告されています。

本ELISAキットは血清・EDTA血漿中のUromodulinを特異的に測定するELISAキットです。

【研究用試薬】
製品番号: 27799
製品名: Human Uromodulin ELISA Kit - IBL
容量: 96Well
ご購入はこちらからお申し付けください。

皆様の研究活動にお役立て頂ければ幸いです。
【関連製品】
お気軽にお問合せください。

株式会社免疫生物研究所

抗体関連事業本部 営業部
TEL: 0274-50-8666
Email: do-ibl@ibl-japan.co.jp

株式会社免疫生物研究所(IBL)~抗体開発への想い(社長メッセージ)~
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