#27767 Tenascin-C Large (FNⅢ-B) Assay Kit - IBL
- 使用用途:
- 研究用試薬
- 測定方法:
- ELISA
- 測定対象:
- ヒト, マウス, ラット
- 対象検体:
- EDTA-血漿, 血清, 培養上清
- 測定範囲:
- 0.20 ~ 12.5 ng/mL
- 容量1:
- 96 Well
- 価格1:
- 108,000円
※ 診断や医療目的に用いることはできません。
※ 掲載のデータシートは見本です。ご使用の際には物品同梱のデータシートをご確認ください。
※ 海外からの取り寄せ品 (主に#82xxx) は事前通知なく販売中止または、最低注文数量が設定されることがあります。
製品概要
製品概要
製品コード | 27767 |
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製品名 | Tenascin-C Large (FNⅢ-B) Assay Kit - IBL |
メーカー名 | 株式会社免疫生物研究所 |
使用用途: | 研究用試薬 |
測定方法 | ELISA |
標識 | HRP |
測定対象 | ヒト, マウス, ラット |
対象検体 | EDTA-血漿, 血清, 培養上清 |
測定範囲 | 0.20 ~ 12.5 ng/mL |
一次反応 | 37℃ 60分間 |
ニ次反応 | 2 ~ 8℃ 30分間 |
感度 | 44 pg/mL |
保管 | 2 ~ 8 ℃ |
毒物劇物 | 非該当 |
カルタヘナ | 非該当 |
測定サービス | なし |
容量1 | 96 Well |
価格1 | 108,000円 |
製品説明
製品説明
テネイシン-C (Tenascin-C) は細胞外マトリックス糖タンパク質の一種で、4つのドメインから成る分子量210~400 kDaのサブユニットで構成されています。このサブユニットにはN末側からTAドメイン、続いてEpidermal Growth Factor様配列が繰り返されるドメイン (EGF様ドメイン) があり、さらにフィブロネクチンタイプIII (FNIII)繰り返しドメインと続き、C末にはフィブリノーゲン様ドメインがあります。FNIII繰り返しドメインには選択的スプライシングを受ける領域があり、分子量の異なる多種のバリアントをつくり出しています。このサブユニットがN末付近のコイル状部位でより合わさり3量体を形成し、さらにこの3量体がS-S結合によって結合して6量体となり組織に存在していると言われています。低分子量バリアントが正常組織にも恒常的に存在するのに対し、このテネイシン-C高分子量バリアントは、がんを始めとしてさまざまな病変組織で特異的に発現していると言われています。 *製品名の「Large」は高分子量バリアントを表現したものです。 本製品は、固相抗体として、高分子量バリアントのFNIII繰り返しドメイン中に挿入されるドメインB (FNIII-B)にエピトープを有するモノクローナル抗体を用い、標識抗体として、全てのバリアントに定常的に存在するEGF様ドメインにエピトープを有するモノクローナル抗体を用いることにより、ヒト、マウス、ラットのFNIII-Bを含むサブユニットを持つテネイシン-C高分子量バリアントを特異的に測定できます。
参考文献
参考文献
- Elevated Serum Tenascin-C Predicts Mortality in Critically Ill Patients With Multiple Organ Dysfunction. Xu Y et al. Front Med (Lausanne). 2021 Nov 26;8:759273PMID: 34901073
- Elevated Tenascin-C Serum Levels in Patients With Axial Spondyloarthritis. Bubová K et al. Physiol Res. 2020 Aug 31;69(4):653-660.PMID: 32584134
- Increased Serum Levels of Fetal Tenascin-C Variants in Patients with Pulmonary Hypertension: Novel Biomarkers Reflecting Vascular Remodeling and Right Ventricular Dysfunction? Ilonka Rohm et al. Int J Mol Sci. 2017 Nov 8;18(11):2371.PMID: 29117120
- Serum Levels of tenascin-C Variants in Congestive Heart Failure Patients: Comparative Analysis of Ischemic, Dilated, and Hypertensive Cardiomyopathy. Marcus Franz et al. Clin Lab. 2014;60(6):1007-13.PMID: 25016707
- High Circulating Levels of Large Splice Variants of tenascin-C Is Associated With Mortality and Cardiovascular Disease in Chronic Kidney Disease Patients. Liabeuf S et al. Atherosclerosis. 2011 Mar;215(1):116-24.PMID: 21183183
Note: Retrieve by PMID number in displayed by abstract: http://www.ncbi.nlm.nih.gov
よくある質問FAQ
よくある質問FAQ
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Q.標準物質の由来は何ですか?
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A.ヒト神経膠芽腫細胞U251の培養上清由来です。
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Q.キットの希釈用緩衝液の組成は同じですか。混ぜて使用しても良いですか。
ELISA共通FAQ -
A.違います。Kitの部品は、基本そのKitで使用してください。また、混ぜて使用することはできません。
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Q.濃縮洗浄液の組成を教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.一般的なTweenとリン酸Buffer⇒0.05%Tween-20 in PB です。
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Q.使用プレートの特徴を教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.平底で分割可能なストリップタイプ (8ウェル x 12ストリップ)を使用してます。
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Q.溶解後の標準物質は再利用可能ですか。
ELISA共通FAQ -
A.推奨しません。溶解後は速やかに使用してください。
※ただし、製品によっては溶解後の標準物質を凍結保存し、
1回のみ再使用可能です。データシートをご確認下さい。 -
Q.試薬ブランクと検体ブランクの違いは何ですか。
ELISA共通FAQ -
A.試薬ブランクは、EIA緩衝液のみ添加します。洗浄不足や他の操作等で検体ブランクに異常が出ていないか確認するため設定してます。検体ブランクは、EIA緩衝液とHRP抗体を添加します。バックグラウンドの算出が目的です。
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Q.キットで何検体の測定が可能ですか。
ELISA共通FAQ -
A.キットに同梱されている固相抗体は96 wells plateです。スタンダードで16 wells (2 slits) 使用し、80 wells (10 slits) を2重測定することを推奨します。よって最大40検体測定可能です。
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Q.LOD (limit of Detection)について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.NCCSL法にて算出した感度です。能書をご参照ください。
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Q.LOQ (Limit of Quantification)について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.スタンダード測定範囲の下限値がLOQです。能書をご参照ください。
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Q.反応時間Over Night (O/N)の定義について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.各ELISA製品の能書上に特別記載がない限り、反応には16時間以上を要します。
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Q.ELISA製品リリースの品質規格について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.品質規格については、各ELISA製品ロット毎のCoAに記載されておりますのでご照会ください。
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Q.プレートストリップの端に付番されている番号(例:432143214321)は何ですか。
ELISA共通FAQ -
A.プレートメーカー(ThermoFisher)に確認したところ、金型の番号であり、番号の順番に特別な意味はありません。
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Q.ELISAプレートの洗浄方法を教えてください。
ELISA共通FAQ -
Q.キットで試験中にウェルが黒くなってしまった。
ELISA共通FAQ -
A.HRP標識抗体反応後の洗浄工程で洗浄不足だった可能性があります。
必ず350μL以上の洗浄液でデータシートの記載回数の洗浄を行うようにしてください。