#27418 Human Amyloidβ (N3pE-40) Assay Kit - IBL
- 使用用途:
- 研究用試薬
- 測定方法:
- ELISA
- 測定対象:
- ヒト
- 対象検体:
- 脳組織抽出液
- 測定範囲:
- 3.13 ~ 200 pg/mL (0.8~ 48.5 pmol/L)
- 容量1:
- 96 Well
- 価格1:
- 86,000円
※ 診断や医療目的に用いることはできません。
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※ 海外からの取り寄せ品 (主に#82xxx) は事前通知なく販売中止または、最低注文数量が設定されることがあります。
製品概要
製品概要
製品コード | 27418 |
---|---|
製品名 | Human Amyloidβ (N3pE-40) Assay Kit - IBL |
メーカー名 | 株式会社免疫生物研究所 |
使用用途: | 研究用試薬 |
測定方法 | ELISA |
標識 | HRP |
測定対象 | ヒト |
対象検体 | 脳組織抽出液 |
測定範囲 | 3.13 ~ 200 pg/mL (0.8~ 48.5 pmol/L) |
一次反応 | 2 ~ 8℃ Overnight |
ニ次反応 | 2 ~ 8℃ 60分間 |
感度 | 0.31 pg/mL |
特異性 | 測定物質 交差率 Human Aβ (N3pE-40) 100.0% Human Aβ (N3pE-42) ≦0.1% Human Aβ (1-40) ≦0.1% Human Aβ (1-42) ≦0.1% |
保管 | 2 ~ 8 ℃ |
毒物劇物 | 非該当 |
カルタヘナ | 非該当 |
測定サービス | なし |
容量1 | 96 Well |
価格1 | 86,000円 |
製品説明
製品説明
アルツハイマー病は1907年ドイツの神経病理学者A. Alzheimerによって最初に報告され、現在では老人性認知症の最も大きな原因疾患となっています。アルツハイマー病の脳に多く現れる老人斑はアミロイドベータタンパク(Aβ)によって構成されています。Aβは40-42 (43)アミノ酸からなるペプチドで、β- およびγ-セクレターゼの働きにより、前駆体タンパク質Amyloid precursor protein (APP) (695, 751または770アミノ酸からなる膜タンパク)から切り出されてくるといわれています。またHuman APP をコードしたcDNAをMouse Neuroblastoma Cellにトランスフェクタントした培養液中において多数のバリアントAβの存在が明らかにされています。
さらに1995年には、西道らにより、老人斑に優位にかつ今までとは異なる別のAβペプチド種、Aβ(N3pE)が発見されました。この分子は分子内の脱水反応によって第3番目のグルタミン酸がピログルタメートに変換された分子から始まります。 本製品は、このヒトAβ(N3pE-40)を測定できます。ヒトAβ(N3pE-42)の測定にはHuman Amyloid β (N3pE-42) Assay Kit - IBL (Code No. 27716)をご使用ください。
また、その他の各種Aβバリアントの測定キットとしては、N末端側を完全に保持したAβ(1-38) (FL)、Aβ(1-40) (FL) 、Aβ(1-42) (FL) およびAβ(1-43) (FL)などの測定にはHuman Amyloidβ(1-38) (FL) Assay Kit - IBL (製品番号 27717)、Human Amyloidβ(1-40) (FL) Assay Kit - IBL (製品番号 27718)、Human Amyloidβ(1-42) (FL)Assay Kit - IBL (製品番号 27719)およびHuman Amyloidβ(1-43) (FL) Assay Kit - IBL (製品番号 27710)を、それぞれご使用ください。
この他、N端側が切断されたAβ(1-40)、あるいはAβ(1-42)バリアントを含む測定にはHuman Amyloidβ(1-40) Assay Kit - IBL (製品番号 27713)、Human Amyloidβ(1-42) Assay Kit - IBL (製品番号 27711)を、また、Aβ(1-38), Aβ(1-40), Aβ(1-42)およびAβ(1-43)等のAβバリアントをすべて一度に測定する場合は、Human Amyloidβ(1-x) Assay Kit - IBL (製品番号 27729)をご使用ください。
このように、Aβ(1-38), Aβ(1-40), Aβ(1-42)およびAβ(1-43)をそれぞれ分別して測定することはアルツハイマー病研究に非常に有用です。
Kyewords:
Alzheimer's Disease アルツハイマー病 / Amyloidβ /Amyloid-β / Amyloid Beta アミロイド ベータ / Aβ / Beta Amyloid
さらに1995年には、西道らにより、老人斑に優位にかつ今までとは異なる別のAβペプチド種、Aβ(N3pE)が発見されました。この分子は分子内の脱水反応によって第3番目のグルタミン酸がピログルタメートに変換された分子から始まります。 本製品は、このヒトAβ(N3pE-40)を測定できます。ヒトAβ(N3pE-42)の測定にはHuman Amyloid β (N3pE-42) Assay Kit - IBL (Code No. 27716)をご使用ください。
また、その他の各種Aβバリアントの測定キットとしては、N末端側を完全に保持したAβ(1-38) (FL)、Aβ(1-40) (FL) 、Aβ(1-42) (FL) およびAβ(1-43) (FL)などの測定にはHuman Amyloidβ(1-38) (FL) Assay Kit - IBL (製品番号 27717)、Human Amyloidβ(1-40) (FL) Assay Kit - IBL (製品番号 27718)、Human Amyloidβ(1-42) (FL)Assay Kit - IBL (製品番号 27719)およびHuman Amyloidβ(1-43) (FL) Assay Kit - IBL (製品番号 27710)を、それぞれご使用ください。
この他、N端側が切断されたAβ(1-40)、あるいはAβ(1-42)バリアントを含む測定にはHuman Amyloidβ(1-40) Assay Kit - IBL (製品番号 27713)、Human Amyloidβ(1-42) Assay Kit - IBL (製品番号 27711)を、また、Aβ(1-38), Aβ(1-40), Aβ(1-42)およびAβ(1-43)等のAβバリアントをすべて一度に測定する場合は、Human Amyloidβ(1-x) Assay Kit - IBL (製品番号 27729)をご使用ください。
このように、Aβ(1-38), Aβ(1-40), Aβ(1-42)およびAβ(1-43)をそれぞれ分別して測定することはアルツハイマー病研究に非常に有用です。
Kyewords:
Alzheimer's Disease アルツハイマー病 / Amyloidβ /Amyloid-β / Amyloid Beta アミロイド ベータ / Aβ / Beta Amyloid
参考文献
参考文献
- Isoglutaminyl cyclase contributes to CCL2-driven neuroinflammation in Alzheimer's disease. Hartlage-Rübsamen M et al. Acta Neuropathol. 2015 Apr;129(4):565-83.PMID: 25666182
- Brain pyroglutamate amyloid-β is produced by cathepsin B and is reduced by the cysteine protease inhibitor E64d, representing a potential Alzheimer's disease therapeutic. Hook G et al. J Alzheimers Dis. 2014;41(1):129-49.PMID: 24595198
- Inhibition of glutaminyl cyclase prevents pGlu-Abeta formation after intracortical/hippocampal microinjection in vivo/in situ. Schilling S et al. J Neurochem. 2008 Aug;106(3):1225-36.PMID: 18627432
Note: Retrieve by PMID number in displayed by abstract: http://www.ncbi.nlm.nih.gov
よくある質問FAQ
よくある質問FAQ
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Q.マウスおよびラットの脳抽出物のサンプル処理について教えてください。
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A.野生タイプのマウスおよびラットの脳抽出物を前処理する場合は、CHAPSでの処理を推奨します。
抽出方法については、CHAPSによる脳抽出物の処理方法をご参照ください。
http://www.ibl-japan.co.jp/files/topics/4944_ext_02_0.pdf
遺伝子組換え (Tg) マウスやラットの脳抽出物を前処理する場合は、Tris/グアニジン塩酸での処理を推奨します。
抽出方法については、Tris/グアニジン塩酸による抽出方法をご参照ください。
http://www.ibl-japan.co.jp/files/topics/4945_ext_02_0.pdf
尚、下記参考論文記載の処理方法をご参考ください。
Presenilin-2 mutation causes early amyloid accumulation and memory impairment in a transgenic mouse model of Alzheimer's disease. Toda T et al. J Biomed Biotechnol. 2011;2011:617974.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=21234330
Methylene blue modulates β-secretase, reverses cerebral amyloidosis, and improves cognition in transgenic mice. Mori T et al. J Biol Chem. 2014 Oct 31;289(44):30303-17.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=25157105
※上記論文中に使用されております #ELISA kit #27712 Aβ42 および#27714 Aβ40 は#27719 Aβ (1-42)(FL) および#27718 Aβ (1-40)(FL)へバージョンアップしております。 -
Q.キット(27418)に同梱されている標準物質のペプチドは何でしょうか。
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A.N3pE 3-40の合成ペプチドです。
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Q.キットの希釈用緩衝液の組成は同じですか。混ぜて使用しても良いですか。
ELISA共通FAQ -
A.違います。Kitの部品は、基本そのKitで使用してください。また、混ぜて使用することはできません。
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Q.濃縮洗浄液の組成を教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.一般的なTweenとリン酸Buffer⇒0.05%Tween-20 in PB です。
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Q.使用プレートの特徴を教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.平底で分割可能なストリップタイプ (8ウェル x 12ストリップ)を使用してます。
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Q.溶解後の標準物質は再利用可能ですか。
ELISA共通FAQ -
A.推奨しません。溶解後は速やかに使用してください。
※ただし、製品によっては溶解後の標準物質を凍結保存し、
1回のみ再使用可能です。データシートをご確認下さい。 -
Q.試薬ブランクと検体ブランクの違いは何ですか。
ELISA共通FAQ -
A.試薬ブランクは、EIA緩衝液のみ添加します。洗浄不足や他の操作等で検体ブランクに異常が出ていないか確認するため設定してます。検体ブランクは、EIA緩衝液とHRP抗体を添加します。バックグラウンドの算出が目的です。
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Q.キットで何検体の測定が可能ですか。
ELISA共通FAQ -
A.キットに同梱されている固相抗体は96 wells plateです。スタンダードで16 wells (2 slits) 使用し、80 wells (10 slits) を2重測定することを推奨します。よって最大40検体測定可能です。
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Q.LOD (limit of Detection)について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.NCCSL法にて算出した感度です。能書をご参照ください。
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Q.LOQ (Limit of Quantification)について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.スタンダード測定範囲の下限値がLOQです。能書をご参照ください。
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Q.反応時間Over Night (O/N)の定義について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.各ELISA製品の能書上に特別記載がない限り、反応には16時間以上を要します。
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Q.ELISA製品リリースの品質規格について教えてください。
ELISA共通FAQ -
A.品質規格については、各ELISA製品ロット毎のCoAに記載されておりますのでご照会ください。
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Q.プレートストリップの端に付番されている番号(例:432143214321)は何ですか。
ELISA共通FAQ -
A.プレートメーカー(ThermoFisher)に確認したところ、金型の番号であり、番号の順番に特別な意味はありません。
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Q.ELISAプレートの洗浄方法を教えてください。
ELISA共通FAQ -
Q.キットで試験中にウェルが黒くなってしまった。
ELISA共通FAQ -
A.HRP標識抗体反応後の洗浄工程で洗浄不足だった可能性があります。
必ず350μL以上の洗浄液でデータシートの記載回数の洗浄を行うようにしてください。